本園は、1956年(昭和31年)、単立向山キリスト教会牧師、木村喜代助が園児28名を集め開園しました。
キリスト教的人間観を土台として、“自然と自由遊び(自然の中で思い切り自由に遊ぶ・自然に関わりながら遊ぶ・子どもが自由感を持って遊ぶなどの意味を含む)“ “自由への教育“を柱に保育を行っております。

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カリキュラム主題目標について

本園では「子どもが自由感を持って遊ぶ」ということを大切に保育を行っております。“自由感を持って”とは、“自由気ままで好き勝手に遊ぶ”ということとは異なります。子ども達は自分の好きなことをして遊びますが、そこには保育者の様々な願いと配慮、そしてそれに基づく関わりや環境が用意された中で遊びます。「時間」「空間」「仲間」の3間を保証し、保育者が子どもの遊んでいる意味を読み取りながら援助し、環境を整えることで、全人格の基礎となるべく自主性、自立性を伸ばせるような教育を目指しております。

またこのような幼児期の遊びは、総合的な人間力を育てます。子ども達は、自分でじっくり遊んだり、友達と一緒に協力したり、時には喧嘩をしたりしながら生活をしています。その中で、自他の違いを感じ取ることで“適切な自己表現を調整する力”や、相手の言葉などを受け取りながら“他者理解をする力”が子ども同士の関係の中で育まれていきます。子ども達が、実体験を通して、さまざまなことを学びとっていけるよう、私たち保育者は、子ども一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、適切な援助をしていきます。

これらの援助の中には、子どもとの関わりはもちろんですが、園そのもの環境も非常に重要な要素となってきます。本園には2万m2の広大な自然環境があり、現在は壊滅的に減ってしまった本来子ども達の周りにあるべき自然があります。

そんな起伏に富んだ地形の中で、自然と坂を登ったり駆け下りたり、木に登ったり、水を思いっきり流してみたり、泥だらけになって遊びながら、目いっぱい体を使って遊びます。

また、多種多様な動植物を飼育・栽培しているので、あふれる緑の中で生き物の命を感じ、毎日触れあいながら生活することができます。もちろん小動物のウサギからヒツジやヤギまで、沢山の動物に触れることも大切にしていますが、木の実や雑草を子どもが思いっきり使って遊ぶことも、子どもたちにとって非常に意味深い遊びだと考えております。

本園は、人と人がじっくりかかわるなかで、徐々に好きなことを増やし、それぞれの世界を広げていき、人生の根っこをしっかりと育むことを大切にしている園です。